複雑なリードの取り回しを自動化し、商談設定のリードタイムを0分に。浮いた時間を検討中顧客との関係深化に活用。

株式会社マネーフォワード 様

マネーフォワードは 「お金を前へ。人生をもっと前へ。」というMissionの下、「すべての人の、『お金のプラットフォーム』になる。」というVisionを掲げ、法人及び個人のお金の課題を解決するイノベーティブなサービスづくりに取り組んでいます。
Missionの追求並びにVisionを達成するために、法人向けサービスを提供するMoney Forward Business、個人向けサービスを提供するMoney Forward Home、金融機関のお客様向けにサービス開発を行うMoney Forward X、新たな金融ソリューションの開発を行うMoney Forward Financeの4つのドメインにおいて、事業を運営しています。

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Q:まずは皆さんのお役割を教えて下さい

大友様:私は「マネーフォワード クラウド経費」というサービスのインサイドセールス部門で副部長をしています。12人のメンバーのマネジメントや外部との調整がメインです。
小田部(こたべ)様:私はインサイドセールスの実務回り全般を行っており、メールと電話でアポイントを獲得を行っています
早舩(はやふね)様:私はクラウド経費本部とデジタルインボイス本部のマーケティング部門を兼務しており、主にターゲットリードのナーチャリングがミッションです。

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向かって左から早舩(はやふね)様、小田部(こたべ)様、大友様

 

リードの増加に対してチーム体制が追いつかず、メンバーが疲弊していた

 

Q:まずはじめに、immedio導入前のお話を聞かせてください。インサイドセールスチームはどんな課題を抱えていたのでしょうか?

大友様:導入半年前は、高い目標に対してマンパワーが不足している状態で、多くのメンバーが疲弊していました。
プロダクトごとにインサイドセールス部門ができてオペレーションが複雑化する一方で、どんどんリードは増えていきました。テクノロジーへの意識が高いこともあって、問い合わせを頂いた後のフローやお客様に関する情報の可視化はツールを使って効率化していたのですが、業務改善スピードが追いつかず、データのメンテナンスで精一杯でした。


小田部様:体制変更があったり採用に苦戦していた時期だったんですが、一方でセールスの人員は多く、セールスはいつもお腹を減らせていました笑

Q:タフな時期ですね。リソース不足はそこから改善するのでしょうか?

大友様:幸運なことに、その後、採用の強化に成功し、一気に半年で人数が3人から10人以上に拡大し、この状況は改善していきます。しかしながら、今度は人数が増えたことで、オペレーション上の”チリツモ”の無駄があることに気づきました。


当社の問い合わせはMarketoのフォームを通り、Salesforceでリードが作成され、Slackでインサイドセールスのメンバーに通知されます。さらにそこからメンバーが人力で、商談が進行中でないか、代理店やパートナー経由のリードではないか、他の本部でアプローチしていないかを精査して初めて電話できます。
問い合わせから通知までに10分から30分かかることがあり、そこから精査をしていたので、非常に非効率な状況だったんです。

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Q:人数が増えて全てのリードに対応できるようになったものの、問い合わせにスピーディに対応するという課題が明らかになったんですね。何か対策を打たれたのでしょうか?

早舩様:システム側の改善を試みたのですが、処理が混む時期はどうしても遅くなるようで、これ以上は難しいという状況でした。


大友様:人力の確認については、そもそも確認がなくなるように調整しましたが、依然電話をかけるまで20~30分はかかってしまっていました。

入力内容で条件分岐できるので、他の日程調整ツールとは別物のサービスだと思った

 

Q:その中でimmedioに興味を持ったきっかけは何だったのでしょうか?

大友様:社内からの紹介です。「これ絶対大友さん興味持つよ」ってSlackで教えてもらいました。もともと日程調整ツールは社内の本部ごとに使っていて、私の経費本部でも使ってはいました。

Q:他のツールと何が違いましたか?

大友様:Webフォームに設置して、入力内容で条件分岐させられる点で、明らかに違うサービスなんだなと思いました。
それまで使っていたものは、ページにスケジュールを表示させたり、調整用URLを発行したりするだけでした。immedioを使えば、社内確認が不要なお客様にのみスケジュールを表示させたり、商談中や既存のお客様には表示させない、などの出し分けができる点に「興味津々!」となりました笑

小田部様:私もサービスの内容を聞いたときに「すごくいいですね!」と大賛成でした。

Q:マネジャーの大友様だけでなく、現場で電話している小田部様も乗り気だったのは意外です。特に反発はなかったのですか?

小田部様:資料請求などの温度感が高いお客様は、比較的スムーズにアポがいただけます。そのようなリードは極力自動化して、インサイドセールスとしては定期的にフォローすべきリストに時間をかける方がいい。

舩様:私は設定部分を担当したのですが、社内的な調整で特にもめることはなく、設定作業もすぐに終わりました。

大友様:immedio経由のアポは各個人に平等に割り振ることを決めて展開しました。全体のアポ獲得が増えて、何もせずに自分の成績になるので、導入に関しての心配はしなかったですね。

 

リード獲得の前に商談獲得の通知が来るように

 

Q:導入後の感想を教えてもらってもいいですか?

大友様:感動しましたよね!笑 リードの獲得通知の前にimmedio経由の商談の獲得通知が来るんです。それも人力で行っていた確認作業が全て完了した状態で、商談化されているんです。


小田部様:immedioをフォームに設置してすぐ通知があったので、「え、こんなに早く商談化するの?」と社内のSlackがわきましたね。導入して良かったとすぐに感じました。

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フォーム内容を基にimmedioが直接商談設定まで行うため、時間のロスがない

Q:問い合わせをスピーディに商談化することができたんですね!他にどんな使い方をしていますか?

大友様:セミナーのアンケートページにimmedioを設置したのですが、アンケートを送った途端連続してSlackの商談通知がきてびっくりしました!
セミナーは、温度感がわからないお客様が100人以上参加する一方で商談化率は2%くらいで、フォローが難しいんです。今まではアンケートの内容をみて優先度をつけて電話していましたが、優先度の考え方が変わりました。



 

継続的な顧客対応や受注率を上げるための取り組みに時間を割けるようになった

 

Q:浮いた時間をどのように活用していますか?

大友様:最近では、すぐに商談化できるお客様よりも数ヶ月、年単位で追い続けるお客様が増えてきています。なので、新しく入ってくるホットリード以外のリードにしっかり時間をさけるようになりました。
そもそも、インサイドセールスは架電だけやっていると、ただのテレアポセンターになってしまいます。心と時間に余裕があるからこそ、改善のアイディアや分析、勉強をする時間ができるんです。


小田部様:私はメンバーのオンボーディングをしていたときに、immedioを新人がお客様と会話する練習に活用していました。我々は通常アポを獲得するための最低限の情報だけヒアリングし、その他はヒアリングフォームを送り回答してもらうという方法をとっています。オンボーディング中のメンバーは、顧客理解をしてほしいのに、どうしても通常のリードではアポを獲得することで手一杯になってしまいます。


しかし、immedio経由のリードは既にアポが取れているので、課題のヒアリングに集中できます。チームとして大切にしているのは、お客様はなぜ商談のお時間をいただけるのか、何を解決できると思っているのか、を聞いて営業にパスすることです。

アポを獲得するスキルも大切ですが、お客様と会話する経験が必要な段階のメンバーにはimmedioはとても重宝しています。

 

 

サービスの改善スピードが速いのも決め手の一つ

 

Q:他にご評価いただいているポイントはありますか?

大友様:サービスの改善スピードが速く、柔軟なことです。これは当社のプロダクト思想とも共通しているのですが、要望に対してスピーディに対応してくださったり、「こんな機能あったら便利ですか?」とご提案していただけるので、とても助かっています。
早舩様:あと、文言のABテストが簡単なのもいいですよね。実装工数が少なくこまめに検証できます。セミナーによってお客様に打診する文言を変えるといった改善もとてもしやすいです。他のサービスだとABテストができなかったり、実装工数がかかって大変だった実体験があるので、これは大きな違いです。

Q:今後期待する機能はありますか?

大友様:既に十分満足していますが笑 Salesforceとの連携ができたら嬉しいです。Slackの通知にSalesforceの情報が追加されたり、Salesforce側の割り当てに関与できるようになるといいなと思います。

 

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商談のとりこぼしをなくし、受注を伸ばす immedio