リードの「量」から、成果につながる「質」へ。immedio Unite vol.4 開催レポート
2026年8月19日(水)、immedioユーザーコミュニティイベント「immedio Unite vol.4」を開催しました。
immedio Uniteは、「immedio」「immedio Box」「immedio Forms」をご利用いただいている企業の皆さまと共に、事業成長を後押しする仕組みや実践知を共有するユーザー限定イベントです。
第4回となる今回は、株式会社トレタ 白鳥幸一様をゲストにお迎えし、「リードの『量』を追いかけて、事業を苦しめた話」をテーマにご登壇いただきました。白鳥様のセッションでは、リード獲得数を追いかけていた時期の課題から、マーケティングと営業の連携、KPIの見直し、そしてimmedioを活用した商談創出の仕組み化まで、2年間にわたる変化のプロセスが語られました。
また、immedioからはGTM Agentとimmedio AIプラットフォームに関するセッションを実施。ユーザーの皆さまに、今後のプロダクト構想やAI活用の方向性をご紹介しました。
リード数を追うマーケティングから、受注につながる商談づくりへ
最初のセッションに登壇したのは、株式会社トレタの白鳥幸一様です。
トレタは、飲食店経営者だった創業者が「自分が使いたいツールを作る」ことを目指して2013年に創業したレストランテック企業です。飲食店向けに、予約・顧客台帳サービスを中心としたプロダクトを展開し、2026年2月にはLINEヤフーグループへ参画しています。
白鳥様のセッションは、「しくじりから学ぶマーケティング」という切り口で進行しました。語られた“しくじり”は、「リードの量を成果だと思い込んだ」「営業と仲が悪いままリードを投げ続けた」「頭打ちに、人手だけで向き合い続けた」の3つです。
かつてのトレタでは、セミナーやホワイトペーパー、展示会を通じてリード獲得数は順調に積み上がっていた一方で、その先の商談化率や受注率には十分に目が向いていなかったといいます。情報収集目的のリードも多く、商談や受注につながりきらない状態がありました。
リード数が増えると、マーケティング側では成果が出ているように見える。しかし、営業側から見ると「商談にならない」リードが増え、対応負荷だけが高まっていく。白鳥様は、同じ会社でありながら、マーケティングと営業が別々の数字を見ていた当時の状況を振り返りました。
そこからトレタでは、KPIを「リード数」から「事業に貢献する商談数」へ切り替えます。さらに、マーケティングと営業が同じダッシュボードを見ながら、事業の数字を起点に会話できる体制へと見直していきました。
チャネルについても、受注率を基準に取捨選択を実施。Web経由の資料請求・問い合わせや代理店経由など、成果につながりやすい領域へリソースを寄せる一方で、セミナー・展示会、ホワイトペーパー施策は大幅に抑制しました。個別施策への愛着ではなく、受注から逆算して判断することで、注力すべき領域を明確にしていったといいます。

人手ではなく、仕組みで受けるためにimmedioを活用
一方で、Web経由の商談が伸びていく中でも、新たな壁が生まれます。
トレタでは、商談化率を40%台から50%台まで引き上げた後、半年間横ばいが続きました。さらに、少人数体制の中で問い合わせ対応が半日から2日遅れることもあり、夜間・早朝の対応空白も課題になっていました。飲食店の担当者は日中、店舗の現場にいることも多く、問い合わせのピークが自社のオフライン時間帯と重なることもあったそうです。
そこで検討したのが、「人を増やす」のか、「仕組みで受ける」のかという選択でした。採用や戦力化に時間がかかる中で、トレタが選んだのは、24時間・即時に対応でき、人は人にしかできないことへ集中するための仕組み化でした。
その選択肢として導入されたのがimmedioです。白鳥様は、immedioを選んだ理由として、導入事例による安心感、現場が使いこなせるイメージ、そしてフォーム完了ページからそのまま日程調整まで完了できる「ワンフロー」の体験設計を挙げました。
導入後は、初回対応まで半日〜2日かかっていた状態から、即時・24時間の商談獲得が可能に。夜間や休日のフォーム送信からも商談が自動で取得できるようになり、これまで空白になっていた時間帯が埋まっていったといいます。
さらに、immedioで自動調整できなかったリードに対しては、人が電話で温度感を確認し、商談を取り付ける運用も組み合わせました。ツールが受け、人が拾う。この組み合わせによって、商談化率への上乗せにつながったことも紹介されました。
セッションの最後には、「リードの数を誇らない。受注から逆算する」「KPIを語る前に、営業と同じテーブルにつく」「人手を増やす前に、仕組みで受ける」という3つの教訓が共有されました。
GTM Agentが目指す、“気づけないリード”を逃さない商談獲得
続いて、immedioからはGTM Agentについて紹介しました。
白鳥様のセッションで語られたように、限られたリソースで成果につなげるためには、リードの量を増やすだけではなく、「今、誰に向き合うべきか」を見極めることが重要です。その文脈を受け、GTM Agentのセッションでは、“動いているのに気づけないリード”をどう捉えるかをテーマに、今後の構想を紹介しました。
たとえば、3か月前に予算なしで失注した企業が、資金調達を発表し、その後immedio Boxの資料を再閲覧している。こうした商談のきっかけは、一度切れた接点の外側で生まれている可能性があります。
しかし、人がすべてのリード、すべての履歴、すべての変化を毎日見続けることはできません。そこでGTM Agentは、CRMに蓄積された過去の営業履歴、immedio上の現在の行動、ニュースや採用情報などの外部変化をひとつの判断材料として扱います。
セッションでは、GTM Agentが過去・現在・外部変化をまとめて見たうえで、「今、誰にアプローチすべきか」を判断する構想を紹介。自然言語で「今週アプローチすべき10社を教えて」「資料を読んだのに商談化していない人は?」と相談し、分析から優先順位づけ、文面生成まで同じ画面で行える体験が示されました。

人が操作するツールから、AIが動かすプロダクトへ
最後に、Product Managerの星からは「immedio AIプラットフォーム」について紹介しました。
テーマは、「AIを前提に、immedio / immedio Boxを作り替える」。immedio / immedio Boxでは、AIを全面的に取り入れ、「興味の観測」と「商談化の実行」の両方を持つプロダクトへ進化していく方針が示されました。
日程調整、リード振り分け、Web・AI接客、面談管理、CRM連携、そしてimmedio Boxの資料共有やトラッキングなど、各機能を共通のAI基盤の上で支える構想も紹介されました。
また、目指す状態として示されたのは、手間のかかる業務が限りなく自動化された世界です。これまで「人が設定し、人が運用する」状態だったものを、今後は「AIがつくり、AIが運用する」状態へ近づけていく。セッションでは、その一例としてAIリマインドコールやMCP Serverのデモも行われました。

セッション後は、参加者同士の交流も活発に
すべてのセッション終了後には、軽食とドリンクを囲んだ懇親会を実施しました。
会場では、登壇内容に関する質問や、各社でのimmedio活用状況、マーケティング・インサイドセールスの運用課題について、参加者同士で活発な意見交換が行われました。
トレタ様のセッションを受けて、「自社でもリード数を追いすぎていないか」「営業とマーケティングで同じ数字を見られているか」といった会話が生まれたほか、GTM Agentやimmedio AIプラットフォームについても、今後の活用イメージや期待の声が寄せられました。
登壇者と参加者、参加者同士、そしてimmedioメンバーとの距離も近く、セッション中だけでは聞ききれなかった具体的な運用相談や、各社の取り組みを共有し合う場となりました。

今後も、ユーザーの皆さまと共に学び合う場を
今回のimmedio Unite vol.4では、トレタ様のリアルな実践知を通じて、リード獲得数を追うだけではなく、受注から逆算してマーケティングと営業のあり方を見直すことの重要性が共有されました。
また、GTM Agentやimmedio AIプラットフォームの紹介を通じて、顧客の行動や外部環境の変化を捉え、AIが商談創出を支援していく今後の方向性もお伝えしました。
immedioは今後も、ユーザーの皆さまと共に学び合い、実践知を共有しながら、営業・マーケティング活動の成果につながる場づくりに取り組んでまいります。
ご参加いただいた皆さま、そしてご登壇いただいた株式会社トレタ 白鳥様、誠にありがとうございました。