株式会社hacomono

AI接客が「24時間働くインサイドセールス」に。運用開始2週間で電話予約4件、商談2件を創出

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ウェルネス施設の運営を支えるオールインワンマネジメントシステム「hacomono」

株式会社hacomonoは、フィットネスクラブやスクールをはじめとしたウェルネス・運動施設向けに、オールインワンマネジメントシステム「hacomono」を提供しています。

「hacomono」は、会員管理や予約、決済、スクール管理、物販の在庫管理など、店舗運営に必要な業務を一元化するDXプラットフォームです。フィットネスクラブやスクール、公共施設、リラクゼーション施設など幅広い業種で活用され、2026年6月時点で導入店舗数は13,000店舗を超えています。※

※株式会社hacomono「hacomonoとは」(2026年8月21日確認)

今回お話を伺ったのは、マーケティング部 マーケティンググループに所属する川勝様です。同社のマーケティング部では、単純なリード数や商談数ではなく、「商談期待MRR」をKPIとして設定しています。これは、過去の実績をもとに各商談から見込まれるMRRを算出し、その総額を積み上げる考え方です。

実際の受注状況も定期的に振り返り、商談期待MRRと受注実績に乖離があれば施策を見直します。川勝様は、「売上や実際の受注に、マーケティング活動がどれだけつながっているかを重視しています」と説明します。

複雑な商談差配を自動化し、見込み顧客の温度感に応じた接点を創出

hacomonoでは、AI接客の導入以前からimmedioとimmedio Boxを活用してきました。

immedioの主な活用場面は、CV直後の見込み顧客への商談打診と担当者への自動差配です。hacomonoの顧客は、業種だけでなく、既存店舗で利用しているシステムからのリプレースか、新規開業に伴う導入かなど、状況が多岐にわたります。こうした属性や検討状況に応じた複雑な振り分けをimmedioで自動化し、適切な担当者へ迅速につなげています。

また、見込み顧客の温度感に応じて、商談予約だけでなく15分程度の電話予約も案内しています。

「すぐに導入したいお客様であれば、そのまま商談をご案内できます。一方で、まずは自社に合うのか、他社との違いは何か、価格感はどの程度かを知りたいお客様にとって、いきなり商談を予約することはハードルが高い場合があります。そのような方には、まずインサイドセールスとの短時間の電話予約をご案内し、検討の温度感を高めています」と川勝様は語ります。

インサイドセールスが架電中に商談を設定する際にもimmedioを活用。その場で日程を確定しながら、フィールドセールスの担当や差配数を調整できる体制を構築しています。

immedio Boxは、資料をダウンロードした見込み顧客の閲覧状況を把握するために活用しています。従来のようにPDFを送付するだけでなく、どのページまで閲覧したかを捉え、閲覧状況に応じて電話予約や商談を案内。インサイドセールスがすべての見込み顧客へ個別に架電しなくても、顧客の関心が高まったタイミングで次の接点を作れるようになりました。

接続率が低下する中、CV前の見込み顧客との接点拡大が課題に

immedioとimmedio Boxによって、CV後の対応や商談差配の仕組みを整えてきた一方、新たに浮かび上がったのが、CVに至る前の見込み顧客との接点でした。

Webサイトから一定数のインバウンドリードを獲得できていたものの、電話による接続率は年々低下。マーケティング目標が高まる中、商談につながる接点をどのように増やすかが課題となっていました。

料金ページや機能ページを閲覧し、hacomonoについて詳しく調べていても、問い合わせや資料請求をしなければ、そのニーズを捉えてアプローチすることはできません。従来型のWeb接客についても、あらかじめ用意された画一的な案内だけでは、訪問者の個別の疑問に答え、検討の温度感を高めることは難しいと感じていました。

マーケティング部 マーケティンググループ 川勝拓也様

「AI接客であれば、訪問者の入力内容からニーズを汲み取り、それぞれに応じた回答ができます。インサイドセールスが対応しなくても満足度の高い接客を行い、そこから既に利用していたimmedioへスムーズにつなげられる点は、非常に大きなポイントでした」と川勝様は振り返ります。

過去の顧客データをもとに、3つのガイドラインを設計

hacomonoでは、AI接客をサービスサイトに設置し、表示するページに合わせて3つのガイドラインを設定しています。

  • サービスサイト全体で使用する汎用ガイドライン
  • 料金ページの訪問者向けガイドライン
  • 機能ページの訪問者向けガイドライン

最初に表示する質問例は、これまでに獲得したインバウンドリードのニーズやチャット履歴をもとに設計しました。特に料金ページへの訪問が多かったことから、「料金を知りたい」といった選択肢を設け、訪問者が会話を始めやすい導線を作っています。

AIが回答に使用するナレッジについては、情報量を増やすことだけを目的にせず、インサイドセールスが通常案内している範囲を中心に登録しています。

「詳しい情報をすべて提示すると、お客様がその場で情報収集を終え、接点を持つ前に離脱してしまう可能性もあります。AI接客の目的は、商談や電話予約などの接点を作ることです。その目的に対して、お客様が満足できる適切な情報量に絞っています」と川勝様は説明します。

現在は、機能ページを訪問した方には関連する機能情報や資料を案内するなど、閲覧内容に応じたコンテンツの出し分けも検討しています。一方で、回答表現がやや硬くないか、スマートフォンでは文章が長く見えないかといった点には改善の余地があり、今後検証を重ねる方針です。

運用開始2週間で電話予約4件、そのうち2件が商談に

AI接客の運用開始から約2週間で、15分の電話予約を4件獲得。そのうち2件が商談につながりました。

CVしなければ接点を持てなかったWebサイト訪問者に対して、疑問に答えながら検討の温度感を高め、電話予約、さらに商談へとつなげる流れが、運用開始直後から成果として表れています。

川勝様は、「まさに求めていた成果に、早速つながっています」と評価します。

AI接客の会話履歴から、当初想定していなかった発見も得られました。新規の見込み顧客だけでなく、既にhacomonoを利用している顧客がサービスサイトを訪れ、ログイン方法などを尋ねるケースが想定以上に多かったのです。

しかし、当時のサービスサイトには、既存顧客が必要とする情報へスムーズにたどり着くための導線が十分に用意されていませんでした。そこで、よくある質問へログイン方法を追加するとともに、「hacomono ログイン」と検索した際の表示内容も確認。顧客向けではない社内研修ページが検索上位に表示されていた状況を見直し、適切なページへ誘導できるよう改善を進めました。

「新規の売上へ直接つながるものではないかもしれませんが、既存のお客様の満足度向上や、サポートサイトへのスムーズな誘導という面で、既にプラスの発見を得られています」と川勝様は語ります。

AI接客は、電話予約や商談を生み出すだけでなく、Webサイト上で顧客が何を求め、どこで困っているのかを把握し、サイト全体の顧客体験を見直すきっかけにもなっています。

LPやimmedio Boxへ活用を広げ、いつでも相談できる情報提供の場へ

今後hacomonoでは、現在のサービスサイトに加えて、LPへのAI接客の展開も検討しています。

さらに構想しているのが、immedio Boxのルーム機能とAI接客を組み合わせた情報提供です。資料ダウンロード後に送付する資料やデモ動画などをルームへ集約し、必要なコンテンツを継続的に追加。見込み顧客がいつでも情報収集でき、その場でAIへ質問できる環境を目指しています。

これにより、顧客は疑問を感じた瞬間に回答を得られ、hacomono側は資料閲覧などの動きから関心が高まったタイミングを捉え、電話予約や商談につなげやすくなります。

また、流入元のチャネルをパラメーターなどから把握する機能や、電話・商談予約、AI接客上のCTAをイベントとして計測し、広告施策へフィードバックできる仕組みにも期待を寄せています。加えて、AI接客上でフォームを表示し、会話の流れを止めずに必要な情報を入力できる導線も要望として挙がりました。

AI接客の魅力について、川勝様は「24時間働くインサイドセールス」と表現します。

「インサイドセールスが稼働している企業はもちろんのこと、リソースが足りなかったり仕組み化が十分にできていない企業でも、immedioのAI接客を導入しておけば、一定の範囲をカバーできます。そこも大きな魅力だと思います」

immedioはこれからも、hacomonoの顧客接点の拡大と、Webサイトを起点とした商談創出の仕組みづくりを支えるパートナーとして伴走してまいります。

株式会社hacomono様ありがとうございました。

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