Spir(スピア)とは?営業・採用・CSの日程調整を効率化するツールを解説
日程調整は、商談や面接、社内外の打ち合わせなど、ビジネスのあらゆる場面で発生します。
相手の空き時間確認、候補日時の提示、参加者の予定調整、カレンダー登録やWeb会議URLの発行まで行うとなると、1件あたりの負担は小さくありません。
特に、営業・採用・カスタマーサクセスなど、社外とのやりとりが多い部門では、日程調整の往復が重なり、本来注力すべき商談準備や顧客対応の時間を圧迫してしまうことがあります。
こうした調整業務を効率化するツールの一つが、株式会社Spirが提供する日程調整ツール「Spir(スピア)」です。
Spir公式サイトでは、SpirはGoogleカレンダーやOutlookと連携し、候補日探し、会議室予約、リマインドなどを自動化できる日程調整ツールとして紹介されています。
本記事では、Spirの特徴や主な機能、料金プラン、メリット・注意点、immedioとの違いについて解説します。
※本記事は2026年6月現在のSpir公式サイト、Spir料金ページ、Spir公式ヘルプページの情報をもとに作成しています。
この記事でわかること
- Spir(スピア)とは、カレンダーと連携して空き時間を抽出し、ビジネスにおける日程調整のやり取りを自動化するツールです。
- 複数人が関わる複雑な調整やWeb会議URLの自動発行に対応し、営業や採用担当者のスケジュール管理工数を大幅に削減します。
- 本記事では、Spirの機能や料金に加え、インバウンドの「商談獲得」に特化したimmedioとの決定的な違いや選び方を解説します。
Spirとは
Spir(スピア)とは、カレンダーと連携して空き時間を抽出し、社内外の日程調整からWeb会議URLの発行までを自動化する効率化ツールのことです。
Spirは、予定管理から日程調整までを効率化できるサービスで、営業・採用・カスタマーサクセスなど、社内外との打ち合わせが多い部門で活用しやすいツールです。
Spir公式サイトでは、「調整工数90%削減」「40万人以上が利用中」と紹介されています。GoogleカレンダーやOutlookと連携し、最新の予定情報をもとに空き時間を抽出できるため、候補日時の確認から日程確定までを効率化できます。
日程調整では、複数人の予定確認、Web会議URLの発行、リマインド、Slack通知、CRM連携などの周辺業務も発生します。Spirは、こうした一連の作業を効率化できる点が特徴です。
Spirの主な特徴

1. 3つの日程調整方法に対応している
Spirでは、主に以下の3つの日程調整方法を利用できます。
- 空き時間を共有
- 候補を提案する確定型の調整
- 候補を提案する投票型の調整
Spirには「空き時間を共有」と「候補を提案する(確定型・投票型)」の3つの調整方法があると説明されています。
「空き時間を共有」は、最新の予定に基づき、設定条件に合う空き時間を相手に提示する調整方法です。繰り返し利用できる空き時間リンクを発行できるため、営業商談や採用面接など、同じ用途で何度も日程調整を行う場合に向いています。
「候補を提案する」方法では、カレンダーで予定を見ながら候補日時を選び、相手に提示できます。確定型では相手が候補の中から日時を選択し、投票型では複数の調整相手から参加可否を集めたうえで主催者が日程を確定できます。
1対1の商談だけでなく、複数人が関わる会議や面接調整にも使いやすい設計です。
2. Googleカレンダー・Outlookと連携できる
Spirは、GoogleカレンダーやOutlookカレンダーと連携して利用できます。
カレンダーと連携することで、最新の予定をもとに空き時間を抽出し、ダブルブッキングを防ぎながら日程調整を進められます。
営業担当者や採用担当者が複数の予定を抱えている場合でも、手作業で空き時間を確認する手間を減らせます。
3. 繰り返し使える空き時間リンクを発行できる
Spirでは、繰り返し使える「空き時間リンク」を発行できます。
参加メンバーのGoogle/Microsoftカレンダーから空き時間を自動抽出し、相手に共有するためのリンクを発行できると説明されています。
空き時間リンクを利用すると、相手はリンク先から都合のよい日時を選ぶだけで日程を確定できます。
同じ条件で繰り返し使えるため、商談予約、採用面接、カスタマーサクセスの定例会など、定型的な日程調整に適しています。
4. 複数人の日程調整に対応している
Spirは、複数人が関わる日程調整にも対応しています。
営業商談では上長や技術担当者が同席するケースがあり、採用面接でも複数の面接官や人事担当者が関わることがあります。
面接官の空き時間をGoogle/Microsoftカレンダーから自動抽出し、調整相手に共有できると説明されています。
また、担当面接官1人と同席者がいる場合はAnd条件、担当面接官が複数人いる場合はOr条件を活用できることも紹介されています。
そのため、1対1の調整だけでなく、複数人が関わる会議や面談にも使いやすいツールです。
5. Web会議URLの発行やリマインドを自動化できる
Spirでは、日程調整に付随する作業も自動化できます。
空き時間リンクの利用により、候補抽出、ダブルブッキング防止、確定予定のカレンダー登録、予約確定通知・リマインド通知、Web会議URLの発行・送信などを自動化できると説明されています。
オンライン商談やオンライン面接では、日程確定後にWeb会議URLを作成し、相手に送る作業が発生します。
Spirを活用することで、こうした細かな作業の抜け漏れを防ぎやすくなります。
6. 日程確定時にフォームで情報を取得できる
Spirでは、日程確定時に任意の質問を追加したフォームを表示できます。
会社名や電話番号など、日程調整と同時に確認したい質問を設定できると説明されています。
商談調整であれば会社名や相談内容、採用面接であれば応募職種や補足事項などを取得し、事前準備に活用できます。
ただし、同ヘルプページでは、2025年9月25日のプラン改定後、この機能はFreeプランでは利用できなくなる旨も記載されています。最新の利用可否は、公式料金ページやヘルプページで確認しましょう。
Spirの料金プラン
Spir料金ページでは、Freeプランが月額0円で提供されていることが確認できます。
また、登録後30日間は人数や空き時間リンクの制限なく試せる旨も案内されています。
ただし、プラン内容や料金は変更される可能性があります。導入を検討する際は、必ずSpir公式の料金ページで最新情報を確認してください。
Spirを導入するメリット
日程調整にかかる工数を削減できる
Spirを利用する大きなメリットは、日程調整にかかる工数を削減できることです。
候補日時を手作業で確認し、メールやチャットで往復しながら調整する場合、件数が増えるほど大きな負担になります。
Spirを活用すれば、空き時間リンクの共有や候補日時の提示によって、相手が自分で都合のよい日時を選択できます。
担当者は調整の往復から解放され、商談準備や面談対応など、より重要な業務に時間を使いやすくなります。
複数人が関わる調整にも対応しやすい
営業商談や採用面接では、担当者だけでなく、上長、技術担当、役員、面接官など複数人が関わることがあります。
Spirは、複数人の予定を考慮した日程調整に対応しているため、1対1だけでなく、複数人の会議や面談にも使いやすいツールです。
And条件やOr条件を活用することで、「全員が参加できる日時」や「誰か1人が対応できる日時」など、条件に応じた候補を出しやすくなります。
Web会議URLの発行漏れを防げる
オンライン商談やオンライン面接では、日程が決まったあとにWeb会議URLを発行し、相手に送付する作業が必要です。
手動で行うと、URLの発行漏れや送付漏れが発生することがあります。
Spirでは、日程調整に付随するWeb会議URLの発行・送信を自動化できるため、オンライン会議に必要な準備の抜け漏れを防ぎやすくなります。
採用・営業・CSなど幅広い部門で活用しやすい
Spirは、日程調整が発生するさまざまな部門で活用できます。
営業部門では商談調整、採用部門では面接調整、カスタマーサクセス部門では定例会やオンボーディング面談の調整に活用できます。
Spirの注意点
AIによる商談獲得自動化ツールではない
Spirは、日程調整を効率化するツールです。
そのため、Webサイトに訪問した見込み顧客にAIが自動で接客したり、フォーム送信直後のリードに対して商談予約を自動で促したりするツールではありません。
Spirは、あくまで「日程調整を効率化する」ためのツールです。
リード獲得直後の商談化率を高めたい場合は、日程調整ツールだけでなく、リード対応や商談獲得を自動化する仕組みもあわせて検討する必要があります。
自社の営業プロセスに合わせた設計が必要
Spirは、空き時間リンク、候補提案、複数人調整、Web会議URL発行、日程確定フォームなど、多くの機能を備えています。
一方で、チームで活用する場合は、誰を主催者にするのか、どのカレンダーを参照するのか、どの調整方法を使うのか、どの情報をフォームで取得するのかなど、運用設計が重要です。
導入前に、自社の営業・採用・CSの業務フローに合わせて、どの場面でSpirを使うのかを整理しておくとよいでしょう。
一部機能はプランによって利用条件が異なる
Spirには無料で利用できるFreeプランがありますが、すべての機能がFreeプランで使えるとは限りません。
利用したい機能がある場合は、事前にSpir料金ページや公式ヘルプで確認しておくことが重要です。
Spirが向いている企業
Spirは、次のような企業に向いています。
- 営業商談や採用面接の日程調整が多い企業
- 複数人が関わる会議や面談の調整が多い企業
- GoogleカレンダーやOutlookを利用している企業
- オンライン商談やオンライン面接が多い企業
- 日程調整のやりとりを減らしたい企業
- 候補日時の確認やカレンダー登録を自動化したい企業
- 日程確定時に会社名や電話番号などの追加情報を取得したい企業
特に、社外との打ち合わせが多い営業・採用・カスタマーサクセス部門では、Spirを活用することで、候補日時の確認や確定連絡にかかる手間を減らしやすくなります。
Spirとimmedioの違い
Spirとimmedioは、どちらも商談や面談に関わる業務を効率化するツールですが、役割は異なります。

Spirは、日程調整そのものを効率化するツールです。空き時間リンクを共有したり、候補日時を提案したり、複数人の予定を考慮して日程を決めたりする場面に強みがあります。
一方、immedioは、フォーム送信直後のリードに対して、サンクスページ上で日程調整ポップアップを表示し、商談予約まで自動化するAIインサイドセールスです。
つまり、Spirは「発生した日程調整を効率化するツール」、immedioは「リード獲得直後の商談化を自動化するツール」と整理できます。
すでに商談や面談の実施が決まっていて、日程調整のやりとりを減らしたい場合はSpirが適しています。
一方で、問い合わせや資料請求後のリードをすぐに商談化したい場合は、immedioのような商談獲得自動化ツールが適しています。
よくある質問
Spirとは、株式会社Spirが提供する日程調整ツールです。GoogleカレンダーやOutlookと連携し、空き時間の共有、候補日時の提案、複数人での投票型調整、Web会議URLの発行などに対応しています。
Freeプランが月額0円で提供されていることが確認できます。また、登録後30日間は人数や空き時間リンクの制限なく試せる旨も案内されています。最新の料金やプラン内容は、公式料金ページで確認してください。
はい。Spirは、複数人の日程調整に対応しています。面接官と同席者がいる場合のAnd条件や、複数の面接官のうち誰かが対応できればよい場合のOr条件の活用が紹介されています。
はい。Spirでは、空き時間リンクを利用した日程調整において、Web会議URLの発行・送信などを自動化できると公式ヘルプで説明されています。
はい。Spirは採用面接の日程調整にも活用できます。面接官の空き時間リンク作成や、選考・職種ごとのリンク作成などの活用方法が紹介されています。
Spirは、日程調整を効率化するツールです。一方、immedioは、フォーム送信直後のリードに対して日程調整ポップアップを表示し、商談予約まで自動化するAIインサイドセールスです。Spirは「日程調整の効率化」、immedioは「商談獲得の自動化」に強みがあります。
まとめ
Spirは、GoogleカレンダーやOutlookと連携し、空き時間共有、候補日時の提案、複数人調整、Web会議URLの発行、リマインド、日程確定フォームなどに対応した日程調整ツールです。
営業・採用・カスタマーサクセスなど、社外との打ち合わせが多い部門では、Spirを活用することで日程調整のやりとりを減らし、担当者の工数削減につなげられます。
一方で、SpirはAIによる商談獲得自動化ツールではありません。
問い合わせや資料請求などのCV直後に、リードを自動で商談化したい場合は、immedioのようなAIインサイドセールスの活用が有効です。
日程調整の効率化を目的とするならSpir、リード獲得直後の商談化率向上を目的とするならimmedioというように、自社の課題に合わせて使い分けることが重要です。
この記事の結論と次のステップ
- Spirの役割(調整の効率化): すでに実施が決まっている商談や面接において、カレンダー確認やURL発行にかかる「調整の往復・手間」を減らしたい企業に最適です。
- immedioの役割(商談の獲得): 問い合わせや資料請求の直後を狙い、熱量が高い見込み客を逃さずにその場で商談化(日程調整)して売上を伸ばしたい企業に最適です。
- ツール選びの鉄則: 自社のボトルネックが「調整業務が面倒なこと」なのか、「せっかくのリードが商談に繋がらないこと」なのかを見極めることが重要です。
immedioについて
問い合わせや資料請求後のリードを、よりスムーズに商談へつなげたい場合は、フォーム送信直後に商談予約まで自動化できる「immedio」の活用も有効です。
決まる商談が自動で増える「immedio」とは?
immedioは、Webサイトの問い合わせフォームや資料請求フォームの送信直後に、日程調整ポップアップを自動表示し、その場で商談予約まで完了できるAIインサイドセールスです。
リードの検討温度が高いタイミングを逃さず商談化できるため、「問い合わせは来ているのに商談につながらない」「初回対応に時間がかかっている」「夜間・休日のリードを取りこぼしている」といった課題の解決に役立ちます。