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Mazrica Engage(マツリカエンゲージ)とは?AIエージェントの特徴・料金・メリット

BtoBマーケティングでは、サービス資料や導入事例、料金情報など、見込み顧客の検討を後押しするコンテンツを充実させる企業が増えています。しかし、訪問者が必要な情報を見つけられなかったり、営業担当者が「どの顧客が何に関心を持っているのか」を把握できなかったりすると、コンテンツが十分に活用されないまま離脱につながってしまいます。

こうした課題に対して、AIエージェントを活用し、Webサイト上での情報提供や顧客の興味関心の可視化を支援するサービスが「Mazrica Engage(マツリカエンゲージ)」です。

マツリカエンゲージは、AIチャットやコンテンツハブ、エンゲージメントデータの可視化などを通じて、見込み顧客の自己学習を支援しながら、営業活動に活かせる顧客インサイトを蓄積できるBtoB向けAIエージェントです。

本記事では、マツリカエンゲージの特徴、できること、料金、導入に向いている企業、利用時の注意点を解説します。

※本記事は、2026年6月時点のMazrica Engage公式サイト、株式会社マツリカの公開情報をもとに作成しています。

この記事でわかること

  • マツリカエンゲージとは、Web上の資料やサイト情報をAIに学習させ、訪問者への案内から興味関心の可視化までを自動化するAIエージェントです。
  • 顧客が「どの資料を、どう読んだか」や「AIチャットでの対話内容」をスコアリングし、営業が狙うべき高熱量なリードを可視化します。
  • 本記事では、マツリカエンゲージの特徴や料金とともに、リード獲得後の「即時商談化」に特化したAIインサイドセールス「immedio」との違いを解説します。

Mazrica Engage(マツリカエンゲージ)とは

Mazrica Engage(マツリカエンゲージ)とは、AIがWeb上の案内や質問回答を行い、顧客の興味関心の可視化やスコアリングを通じて商談創出を支援する営業・マーケティング向けAIエージェントです。
Webサイトやコンテンツハブ上にAIチャットを設置し、訪問者の質問に回答したり、閲覧状況に応じて適切なコンテンツを提示したりすることで、顧客とのエンゲージメントを高めることを目的としています。

公式サイトでは「商談創出AIエージェント」として紹介されており、AIがメール・チャットを自動化し、顧客対応から商談創出までを支援するサービスと位置づけられています。従来のチャットボットが「問い合わせ対応」や「FAQ回答」中心だったのに対し、マツリカエンゲージは顧客の検討状況を理解し、情報提供や営業活動への接続まで支援する点が特徴です。

もともとは「DealAgent」という名称で提供されていましたが、2025年11月に「Mazrica Engage」へ名称変更されています。

マツリカエンゲージでできること

マツリカエンゲージでは、Webサイトやコンテンツハブ上で、AIエージェントを活用した情報提供や顧客理解を行うことができます。

主な機能は以下の通りです。

機能内容
コンテンツハブPDF、URL、Excelなどの営業資料を格納し、タグやフォルダで整理
AIチャット「Hana」ハブ内の資料やWebサイト情報を学習したAIエージェントが質問に回答
外部サイト埋め込みAIチャットを自社サイトなどに埋め込み可能
AIメール生成「Fumi」顧客データや対話データをもとに営業メールを生成
パーソナライズ接客訪問者の行動や属性に応じてAIエージェントが最適なコンテンツを提示
分析・ダッシュボード対話データや行動ログを可視化
SFA・CRM連携Salesforce、HubSpot、Mazrica Salesなど外部ツールと連携
AIスコアリング資料閲覧履歴やAIチャットでの発話内容をもとに購買意欲を可視化

単なるチャットボットではなく、「どの顧客が、どの情報に関心を持っているのか」を可視化し、営業アプローチにつなげるためのAIエージェントとして活用できます。

マツリカエンゲージの主な特徴

1. AIチャット「Hana」が顧客の質問に回答できる

マツリカエンゲージの代表機能のひとつが、AIチャット「Hana」です。コンテンツハブに格納された資料やWebサイトの情報を学習し、訪問者からの質問にその場で回答します。BtoB商材は機能詳細、料金、導入事例など検討フェーズごとに必要な情報が異なりますが、Hanaを使えば訪問者は情報を探し回ることなく、チャット上で理解を深められます。

2. Webサイト上でAIエージェントが情報提供を支援できる

マツリカエンゲージは、訪問者の行動や関心に応じて、AIエージェントが適切な情報提供を支援できる点が特徴です。BtoB商材は料金、機能、導入事例、セキュリティなど確認すべき情報が複雑になりがちですが、AIエージェントが疑問に答えながら関連コンテンツへの導線をつくることで、訪問者の自己学習や商談前の理解促進につながります。

3. コンテンツハブで営業資料を整理・活用できる

PDF、URL、Excelなどの営業資料を格納できるコンテンツハブ機能があり、ホワイトペーパーや導入事例、料金資料などを整理して顧客に合わせて提供できます。資料の閲覧状況を把握しやすくなるだけでなく、AIエージェントが参照する情報を整備することで回答精度も高めやすくなります。

4. Webサイトの情報をAIエージェントに学習させられる

Webサイト上の情報をAIエージェントに学習させ、回答精度の向上や運用負荷の軽減につなげられます。2026年2月には、指定したWebサイト配下の最大10,000ページを一括で学習させる機能も提供開始されており、コンテンツ量が多い企業でも活用しやすい点が特徴です。

5. 顧客ごとの興味関心を可視化できる

AIエージェントとの対話データやコンテンツの閲覧状況を顧客ごとに蓄積・可視化できます。たとえば料金ページや導入事例を繰り返し閲覧している顧客は、比較検討や導入判断に近いフェーズにいる可能性が高く、営業担当者は興味関心に合わせたフォローがしやすくなります。

6. Mazrica Salesをはじめ外部ツールと連携できる

同じ株式会社マツリカが提供するSFA/CRM「Mazrica Sales」のほか、Salesforce、HubSpot、Slack、Outlook、Gmailなどとも連携できます。Webサイト上で得られた顧客の興味関心やコンテンツ閲覧データを営業活動に接続することで、マーケティングから営業までの情報共有を進めやすくなります。

7. AIスコアリングで購買意欲を把握できる

顧客の資料閲覧履歴やAIエージェントとの発話内容をもとに、購買意欲を可視化するAIスコアリング機能も提供されています。行動だけでなく自然言語での発話内容も含めて判断できるため、実態に近い温度感を把握しやすく、優先的に対応すべき見込み顧客を見極めやすくなります。

マツリカエンゲージの料金

2026年6月時点で、Mazrica Engage公式サイト上に料金の詳細は確認できません。

導入費用や月額費用は、利用したい機能、コンテンツ数、Webサイトへの設置範囲、SFA・CRM連携の有無、AIチャットの利用量などによって変わる可能性があります。

導入を検討する場合は、自社の利用目的や連携したいツール、運用体制を整理したうえで、株式会社マツリカへ問い合わせるとよいでしょう。

なお、連携先のSFA「Mazrica Sales」については、公式サイトの料金ページで料金プランが公開されています。Mazrica Salesとあわせて導入を検討する場合は、そちらもあわせて確認しておくとスムーズです。

マツリカエンゲージが向いている企業

マツリカエンゲージは、以下のような企業に向いています。

向いている企業理由
Webサイトや資料の情報量が多いBtoB企業AIエージェントが情報案内を行うことで、訪問者の理解促進につなげやすい
コンテンツマーケティングに注力している企業資料や記事への関心を顧客ごとに可視化しやすい
見込み顧客の興味関心を営業に連携したい企業AIエージェントとの対話データや閲覧履歴をもとに営業アプローチに活用できる
Mazrica Salesを利用している企業SFAとの連携により、営業活動と接続しやすい
SalesforceやHubSpotなどを活用している企業外部ツール連携により、既存の営業・マーケティング活動に接続しやすい
商談前のナーチャリングを強化したい企業AIエージェントによる情報提供やメール生成に活用できる

特に、コンテンツを多く保有しているものの「どの顧客が何に興味を持っているのか分からない」企業に向いています。

マツリカエンゲージ導入時の注意点

1. AIエージェントが参照するコンテンツの整備状況が成果に影響する

コンテンツハブやAIチャットを活用して顧客に情報を届けるため、AIエージェントが参照する資料やWebサイト情報の質が重要になります。サービス資料や導入事例、FAQなどが整理されていない場合は、導入前に棚卸しや整備が必要になる可能性があります。

2. 既存のSFA・CRMとの連携確認が必要

Mazrica Salesをはじめ、SalesforceやHubSpotなど外部ツールとの連携に対応していますが、どのデータをどの項目に連携できるかは利用環境やプランによって確認が必要です。既存のSFA・CRMを運用している企業は、対話データや閲覧履歴を営業フローにどう接続するか事前に整理しておきましょう。

3. 商談予約や担当者差配の自動化は確認が必要

コンテンツ提案や顧客の興味関心の可視化に強みがある一方で、営業担当者の自動差配や複雑な商談予約フローの自動化範囲は、自社の運用要件に合わせて確認が必要です。ルーティングまで自動化したい場合は、日程調整・差配機能を比較するとよいでしょう。

AI接客・Web接客ツールを選ぶときのポイント

AI接客ツールやWeb接客ツールは、有人対応型からAIエージェント型まで幅広く、単に「チャットがあるか」では違いが見えにくいのが実情です。マツリカエンゲージのようなAIエージェント型ツールを検討する際は、以下の3点を軸に比較するとよいでしょう。

1. 接客の主体が「人」か「AIエージェント」かを確認する

OPTEMOのように担当者がリアルタイムで対応する有人接客型ツールは、対応品質や関係構築のしやすさに強みがあります。一方、マツリカエンゲージのようなAIエージェント型ツールは、24時間365日の自動対応や、対話・閲覧データの自動蓄積・可視化に強みがあります。自社が「対応の質」を優先したいのか、「対応漏れの防止とデータ活用」を優先したいのかによって、向いているタイプは変わります。

2. 蓄積したデータを営業活動に接続できるか

AIエージェントとの対話内容やコンテンツ閲覧履歴は、SFA・CRMに連携されて初めて営業活動に活きてきます。Salesforce、HubSpot、Mazrica Salesなど、自社が利用しているツールとの連携可否や連携できるデータ項目を事前に確認しておきましょう。

3. 自動化したい範囲を明確にする

コンテンツ案内や興味関心の可視化までを求めるのか、商談予約や担当者差配まで自動化したいのかによって、適したツールは異なります。マツリカエンゲージはコンテンツ案内と顧客理解に強みがある一方、一気通貫での自動化を求める場合は、AIインサイドセールス型のサービスも比較するとよいでしょう。

よくある質問

マツリカエンゲージとはどのようなAIエージェントですか?

マツリカエンゲージとは、株式会社マツリカが提供するBtoB向けのAIエージェントです。Webサイトやコンテンツハブ上に設置したAIチャットが訪問者の質問に回答し、閲覧行動や対話内容をもとに興味関心を可視化・営業活動へ接続できるため、AI接客ツールの一種としても活用できます。

マツリカエンゲージの主な機能は何ですか?

主な機能には、コンテンツハブ、AIチャット「Hana」、AIメール生成「Fumi」、外部サイトへのAIチャット埋め込み、分析・ダッシュボード、AIスコアリング、SFA・CRM連携などがあります。

マツリカエンゲージの料金はいくらですか?

2026年6月時点で、Mazrica Engage公式サイト上に料金の詳細は確認できません。最新料金は株式会社マツリカへ確認する必要があります。

マツリカエンゲージはどのような企業に向いていますか?

Webサイトや営業資料の情報量が多いBtoB企業、コンテンツマーケティングに注力している企業、顧客ごとの興味関心を営業活動に活かしたい企業、Mazrica Salesなどと連携したい企業に向いています。

マツリカエンゲージ導入時の注意点はありますか?

AIエージェントが参照するコンテンツの質が成果に影響するため、導入前に資料やWebサイト情報を整理しておくと活用しやすくなります。また、既存のSFA・CRMとの連携可否や、商談予約・担当者差配をどこまで自動化できるかも確認しておく必要があります。

まとめ

マツリカエンゲージは、株式会社マツリカが提供するBtoB向けAIエージェントです。AIチャット「Hana」やAIメール生成「Fumi」、コンテンツハブ、分析・ダッシュボード、AIスコアリングなどを通じて、Webサイト訪問者や見込み顧客への情報提供と顧客理解を支援します。

特に、情報量が多い企業や顧客ごとの興味関心を可視化したい企業、Mazrica Salesと連携したい企業に向いています。一方、担当者の自動差配や複雑な商談予約フローまで自動化したい場合は、AIインサイドセールス型のサービスも比較するとよいでしょう。

この記事の結論と次のステップ

  • マツリカエンゲージの役割(顧客理解と育成): 豊富なホワイトペーパーや事例資料をAIに学習させ、顧客ごとの興味関心を可視化(スコアリング)して営業アプローチに活かしたい企業に最適です。
  • immedioの役割(商談獲得の自動化): 問い合わせや資料請求といったアクションを起こした「最も熱量が高い瞬間」を逃さず、その場(0秒)で自動で商談予約を確定させたい企業に最適です。
  • ツール選びの鉄則: 自社のボトルネックが「リードの興味関心が分からずアプローチしづらいこと」なのか、「獲得したリードを商談に繋げられていないこと」なのかを見極めることが重要です。

immedioについて

AI接客を活用して、Webサイト訪問者や問い合わせ後のリードをよりスムーズに商談へつなげたい場合は、「immedio」の活用も有効です。

決まる商談が自動で増える「immedio」とは?

immedioは、Web接客・AI接客・日程調整・担当者差配を一気通貫で自動化できるAIインサイドセールスです。Webサイト訪問者やフォーム送信直後のリードに対して、ポップアップや生成AIチャットで適切な情報を案内し、そのまま商談予約までつなげることができます。

「問い合わせは来ているのに商談につながらない」「初回対応に時間がかかっている」「夜間・休日のリードを取りこぼしている」といった課題の解決に役立ちます。

記事を書いた人
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瀧 佑衣子
販売・法人営業・制作ディレクターを経て、マーケティング業務に従事。メールマーケティングやCRM、コンテンツ制作などを担当。2025年にimmedioへ入社し、カスタマーサクセスとして顧客支援を経験。現在はプロダクトリリース、SEO記事、ユーザーイベントなどの企画・編集・発信を担当。マーケティングとCSの経験を活かし、顧客視点でプロダクトの価値を届けている。